Partialクラスとは
Partialクラスは部分クラスとも呼びます。クラスやインターフェースなどの定義を複数のソースファイルに分割して記述することができます。分割されたソースはコンパイル時に結合される仕組みです。
Partialクラスの使い方
class の前にpartialキーワードを付けます。同じクラス名で定義していますが、partialを付けたためエラーは起こりません。
また、アクセス修飾子は統一する必要があります。一部だけprivateにしたい、ということはできません。
public partial class Employee
{
public void DoWork()
{
}
}
public partial class Employee
{
public void GoToLunch()
{
}
}
Partialクラスのメリット
以下のメリットが考えられます
- 規模の大きな開発で、一つのクラスを分割することで複数の開発者が同時にそのクラスを編集できる
- 自動的に生成されたクラスに、独自のコードを記述できる(再生成時に消えない)
クラスが肥大してしまった場合に、クラスを複数ファイルに分割することで見通しが良くできます。
また、自動生成されたコード(クラス)に自分で書いた処理を追加している場合に、再生成した際に書いたコードが消えてしまいます。partialで分割して書いておけば消えることは無くなります。